3月は季節の変わり目だけではなく、色々な場面で変化がありますね。
学校や職場でも、その変化によって何だか毎日がバタバタとしてしまいがちですね。
体調も崩しやすい時期でもあるので、日常の中で少しの時間でも、ゆったりと過ごす時間を意識して作る事も大切だな。と、思います^_^
本日は、かもがわ出版が発行している『パブリックアートの現在』(著:柳沢有吾)に掲載されている作品を紹介したいと思います。
皆さまは、日本初の大規模な野外彫刻展を開催したのが宇部市ということはご存じでしょうか?
工業都市として発展していた宇部市は、戦後は大気汚染などの環境問題が深刻化したそうです。
そこで生活空間を住みよいものへと変えていこうと、「緑化運動」や「花いっぱい運動」などの市民活動が活性化しました。
その市民活動で花の種子を購入するために集められた基金の一部で購入した彫刻を宇部新川駅前広場の噴水池に設置したところ、市民の間で好評を得たことが後の彫刻設置事業のきっかけとなったそうです。
こうして、緑化や花だけでなく彫刻によって町を活性化させました。
「彫刻のある街づくり」に取り込むことで、街を豊かにしていきました。
著書に載っている作品を紹介したいと思います。
作品名「母のひざ」 山内壮夫 作

真締川公園 Photo:岩国・防府・宇部・山口商工会議所HPより
このベンチは、子どもが腰かけられるようになっているそうです。
お母さんのひざの上に座る心地よさで、とても暖かく感じるベンチですね。
こうして、町の中のパブリックアートが人の心を温かく豊かにしてくれるんですね。
これから新しく作り出すアートで、町の中がどんどん豊かになっていくことにアムスも力を注ぎたい!と思います。